組織の習い性(16)判ったつもり

組織の習い性習い性、染みついた習慣的な行動様式のことです。

今回は、『判ったつもり』です。

部門の目標、社のビジョンなどは抽象的な言葉や要約された言葉で語られる事が多いです。

高品質を目指す
お客様主義
未来をつくる

 いろいろな目標や言葉で語られています。

こういった言葉があること自体は良いことです。

しかし、部門が、全社が一丸となって動かないと、この目標・ビジョンは達成できません。

さて、お題の「判ったつもり」です。

様々な言葉や指示、激励も判ったつもりで馬耳東風、少ししか、場合によっては全く効き目が無い組織ではどうなるでしょう。

「『高品質』を目指すんだ、、、なんとなく黙って自分なりの高品質を目指そう」というのが判ったつもりです。

「『高品質』って何だろう、どの程度なんだろう、皆で意識合わせしないとばらばらな品質になるな」と感じて行動すると意識が合うようになります。

では、意識が合うようになるにはどうすれば良いか。

それは、判ったつもりになることへの、確認です。

確認の方法、持って行き方はいろいろ工夫ができます。