NLP(03)相手に合わせる

NLPNLPの第3回、相手の得意な感覚に合わせることについて考えてみます。

何かを他人に伝えたい時に、どのように表現しますか。

例えば、「駅から自宅まで」を「電話」で説明するとしましょう。

改札を出て、右にまっすぐ。
目の前を道路が横切っているので、右に曲がって。
少し行ったらコンビニがあるから左に曲がる、、、

さて、家まで来れるでしょうか。

相手に伝わるのにいろいろな表現方法があると思います。

右に曲がったら100メートル程度行きます。
右に曲がったら、赤い4階建てのビルまで行きます。そこまで100メートル。
右に曲がったら、4階建てのビルまで行きます。ビルの1階にはカレー屋があるのでカレーの匂いがするよ。
右に曲がったら、4階建てのビルまで行きます。向かい側にパチンコやがあるので軍艦マーチが聞こえるよ。

さて、上記で使ったのは、
・物理的な尺度・・・・具体的にするのによく使ったりしますね。
           100メートルを視覚でとらえる人、体感覚で捉える人もいます。そして、
・視覚を利用したランドマーク・・・赤い建物
・体感覚を利用したランドマーク・・・カレーの匂い
・聴覚を利用したランドマーク・・・軍艦マーチ
です。

相手が受け取りやすい表現は、どれでしょうか。

普段相手がしゃべっている言葉に気をつけていると、

 見たように表現するな
 音関係の言葉が多い
 しゃべる時、腕の振りが大きい人だ

といったように、相手の得意な感覚器がなんとはなしに判ります。

こういった所をもとに、工夫してみると伝わりやすくなります。

2016年6月14日 | カテゴリー :