NLPの第4回、代表システムの一つ、体感覚についてです。
平井堅という歌手、ご存じだと思います。
「瞳を綴じて」「大きな古時計」などなど、熱唱していますね。
平井堅の歌いっぷりを見ていると、曲名同様に目を閉じての熱唱です。手を大きく動かして非常に動きのある歌い方をしていました。
さて、NLPの代表システムは「視覚」「聴覚」「体感覚」です。
頭文字で「VAK」とも略します。
視覚 Visual (ビジュアル)
聴覚 Auditory (オーディトリー)
触覚 Kinesthetic (ケネスティック)
です。
平井堅の場合は、どの感覚が強いでしょうか、、、、歌手だから聴覚?
いえいえ、歌手ですので聴感覚もそれは強いと思いますが、体感覚も非常に強い人のようです。それは、「目を閉じて没入している」「手振りを大きく使う」ところから判ります。
手振りを大きく使う人、皆様の身の回りにもいらっしゃると思います。
松岡正剛という方がいます。著作には、「花鳥風月の科学」とか雑誌「遊学」で有名です。
この人も、語るときは手を大きく使います。右手を使うときは過去のイメージ、左手を使うときは未来のイメージを描いていると関係者から伺ったこともあります。松岡正剛さんも体感覚がきっと強いのでしょう。
では、こういった人と話をする場合は、どこに工夫したら相手に伝わりやすくなるでしょうか。
身体を使った表現を意識してあげると伝わりやすくなります。
例えば、「身長170cm」と言葉だけで言うのではなく、「身長170cm」と言いつつ手のひらを170cmくらいの所にかざすとかですね。
手振りが多い人だなと思ったら試してみてはいかがでしょうか。