古典の力(45)四端

古典の力、日本や中国の古典からチームや組織の力を高める言葉に焦点を当てています。

第四五弾、孟子から

惻(あわ)れ隠(いた)む心は仁の端(はじめ)なり。羞じ悪(にく)む心は義の端なり。辞(くだ)り譲る心は礼の端なり。是非(よしあし)の心は智の端なり。

あわれにいたましくおもう「惻隠の心」は仁の芽生えである。悪しきことをはじにくむ「羞悪の心」は義の芽生えである。へり下り人をすすめる「辞譲の心」は礼の芽生えである。よしあしを見分ける「是非の心」は智の芽生えである。

仁義礼智が人には必ず備わっているという「四端」についての説です。