古典の力、日本や中国の古典からチームや組織の力を高める言葉に焦点を当てています。
第六二弾、易経から
大有(だいゆう)は柔尊位を得、大中にして上下これに応ずるを大有と曰う。
リーダーが謙虚で、部下や上司がリーダーに呼応してのびのびと活躍する。リーダーがチームの大いなる力を所有するが故に大有という。
易経は、様々な変化の法則を説いた中国の古典です。
変化の法則の中には、組織論も出てきます。
易経が言う、チームワークを発揮している時のリーダー像、易経が勧めるリーダー像は、この「火天大有」の卦で表現されています。
それは、謙虚で他の部下や上司の活躍を引き出す役割となることです。
それでいてリーダーとしてチームがまとまっている、そのようなチームのリーダーが理想と説いています。
現代にすると、サーバントリーダーシップというところでしょう。
三千年も前のリーダー像と現代最新のリーダー像、なぜだか似たものになってきたようです。
状況別リーダーシップという表現もありますね。
状況別、、、、変化に対応するということです。
変化には易経ともなります。