気になる言葉、今回は 「 がんば 」です。
「がんば」末尾がありませんね、、、
日本中で、年々様々な災害が起こり何とか対応しようとしています。
被災した方も、そして被災はしていない自分たちも、やり遂げよう心を奮い立たそうという気遣いの言葉があふれてきています。
がんばれ、 がんばろう、 がんばりましょう、 がんばって、 がんばっていこう
どんな言葉が良いのでしょうか。
上記の言葉、どれも正解だと考えます。
「えっ、でもこの言葉はダメだと聞いた」という突っ込みがすぐに来そうですね。
ということは、どれも不正解かもしれません。
がんばっている人に、「がんばれ」と言うのは良くないという話しだと思います。
言葉掛け、言葉掛けをした相手にどうなって欲しいのでしょうか。
いろいろ考えた上で言葉掛けすると思います。
正解・不正解は、ひとつは相手の状況によるのではないでしょうか。
大変なことがあった直後の段階では「がんばれ」も有効でしょう。
放心している場合ではなく、気付けとして励ますための「がんばれ」ですね。
声をかけてくれる人がいるだけでも安心するかもしれません。
ただ、何日もずっと大変な状況だと「がんばれ」は反感を持たれる言葉に早変わりする可能性が大きくなります。
その場合は、そのままで良いといった思いが伝わる方が良いのではないでしょうか。
自分の思いは相手には届いているだろうか。役に立っているだろうか。
一人一人相手の境遇や状態が違います。自分の境遇も違います。
それでも、相手を慮って言葉を発することは大切なことだと考えます。
同じように声をかけても、伝わる場合伝わらない場合もあると思います。
それでもめげてられないので、相手を慮って言葉をかけ続ける、行動し続けるのだと思います。
で、「がんばれ」が良いのか「がんばっていこう」が良いのか、、、、
日本中の人がそれぞれの持ち場で十分にがんばっていることを頭に入れておいて、自然体で「がんばっていこう」くらいが今は良いのではないでしょうか。それぞれの持ち場で自分のできることでがんばり続けるのでしょうから。
言葉掛けをする時に、その言葉で思いが伝わるのか、ちょっとだけ考えてみても良いかもしれません。