ファシリテーター育成(03) 経験

ファシリテーター育成ファシリテーションのスキルや知識が判ってきたら、ぜひ使ってください。

やはり、スキルは使うと磨かれます。

では、どのような場面で使えば良いでしょうか。 例えば、次のような場面です。

1.職場の会議

  職場では、大なり小なり会議が行われていると思います。
  そこで、議長や書記、そしてメンバーとして
  『役割を意識して参画』してみてください。

2.周りとのコミュニケーション

  同僚や上司、チームメンバーに接する際に、支援を心がけて
  コミュニケーションしてみてください。
  自分や相手がどのように感じているかが判ってきます。
  会議等のファシリテーションで自分なりに支援や介入をする感覚を身につける
  助けとなります。

3.職場外の集まり
 
  職場外の地域活動等の集まりでも、会議等の多人数の集まりがあるのであれば、
  『集まりの目的をサポートする動き』
  を意識してみるのはどうでしょうか。
  こういった場では、議長をすると手を上げるのが難しい場合もあります。そういった
  時にも、集まりの目的をサポートする動きはできるかもしれません。
  もちろん、議長や書記等の役割を負うのも良いです。

4.研修

  様々な研修に出席される場合もあると思います。
  その中で、グループワークをする場合もあるでしょう。
  こういったときにぜひ使ってみてください。
  研修という場は、試せる場・失敗できる場でもあります。研修テーマをサポートする
  形で試すのも一手です。
  また、ファシリテーション研修を受講してみるのも一手段です。
  同じレベルでも、一つとして同じ場はありません。

○コメント
 
 ファシリテーターを意識して、様々な場面で参画したらぜひやっていただきたいことがあります。
 『振り返り』です。
 要は感想をメモしてください。
 振り返りのポイントは、例えば次の通りです。
  ・次のような見方で思いつくものを列記する
   良かった点、改善点
  ・内容は振り返らない

○最後に

ファシリテーションに必要な各種のスキルを定期的に学び、現場での実践を行う。
このような長期のファシリテーター研修で、一気にファシリテーターを育成することもできます。
こういったサービスをご紹介する機会もあると思います。

ファシリテーター育成(02)スキル

ファシリテーター育成ファシリテーターになろうと考えた場合に身につけたいスキルは、例えば次のようになります。

1.コミュニケーションスキル
  (傾聴、観察、伝達、質問 等)

2.心理的なスキル
  (NLPや交流分析等)

3.基本的なファシリテーションスキル

4.問題解決スキル

5.ビジョン形成スキル

6.対立解消スキル

7.板書スキル

8.プロセスデザインスキル(ワークショップ、ミーティングデザイン等)

細かく挙げれば、質問や発想法等も入ってくるでしょう。

ファシリテーターになるためのスキルは、言い換えるとファシリテーターを育成する際に身につけるスキルとなります。

上記のスキルを一気に身につけるのは難しいかもしれませんが、順を追って広く深く学ぶと良いでしょう。

ファシリテーター育成(01)はじめに

ファシリテーター育成チーム力や組織力をアップさせるために、コーチングやメンタリングとは別に「ファシリテーション」のスキルを学ぶ企業様が増えてきています。

そして、学んだ方はは様々な場面でファシリテーションを活用するようになってきます。

こうなってくると、立派なファシリテーターですね。
肩書きはリーダーや管理職、一社員や企業のトップの方の場合もあると思います。

さて、ファシリテーションスキルを使っていると「もっと深いところを理解して活用したい」とか「さらに基本的なところは何をすれば良いか」といった疑問が起こるようになってきます。

また、「自分以外にもファシリテーターを増やしたい」「部下をファシリテーターとして育成したい」という考えも膨らんできたりします。

さて、ファシリテーターを育成するにはどうすれば良いでしょうか。

「スキルを身につける」まず思いつくところだと思います。それだけでは片手落ちかもしれません。

ファシリテーター育成のポイントは、以下のようにまとめても良いのではないでしょうか。

1.スキル

2.経験

3.姿勢・行動指針(クレドなど)

研修では、様々なスキルについて身に付くようになっているものが多いと思います。

そして、学んだスキルは身に付くように使って「経験を重ね」、スキルを使う際にはやはり「自分を磨かないと」と考えたりします。

一言にすると、スキルと経験そして行動への考え方がかみ合うようにするのがファシリテーター育成のポイントではないでしょうか。

自分を磨くといった話題ですと、まだまだ私では手に負えないところも多々あります。
ですが、こういったところも踏まえて少しずつ解説して行きます。