特に倫理性焦点を当てたリーダーシップがあります。
倫理的リーダーシップ(Ethical Leadership)です。
Brownの定義によると
「個人的な活動や個人間の関係を通じた、規範的で適正な行動の提示、および、双方向的なコミュニケーション・強化・意思決定を通じた、メンバーの規範的で適正な行動の促進」
となります。
研究によると、上司が倫理的であると
従業員の職務満足度が上がる
従業員の「仕事の意味深さ」が深くなる
ことが判っています。また、従業員個人が倫理的であることも、自分自身の職務満足度と仕事の意味深さを深める結果となります。
レシックらの研究によると、倫理的リーダーシップには4つの側面があるとしています。
Integrity 誠実さ (正直さなど)
Altruism 利他性 (寛大さなど)
Collective Motivation 集団的な動機付け(チームビルディングなど)
Encouragement 勇気づける(道徳性を涵養するなど)
倫理的なリーダーシップでは、教条的な倫理を理解するのではなく、倫理的にどのように自らと周りに影響を与えるかという点がカギになります。
また、様々なモラル、倫理道徳的なリーダーシップにおいては「利他性」が重要なカギとなってきます。