「コモングッド型リーダーシップ/組織開発」、世の中にはそれほど出回っている考え方ではありません。
少し解説して行きましょう。
便宜上「コモングッド型リーダーシップ/組織開発」を「コモングッド型リーダーシップ」(CGL)とします。
(本来は、リーダーシップは振る舞いや特質をを指すことが多いですが、組織開発手法やスキル、スキル修得手法などにも触れて行きましょう。
今回は、コモングッドの4分野について
世の中に、コモングッド(公共善、公益)を目的や目指す学術分野、活動分野、スキルなどは様々にあります。
コモングッドを目的としたリーダーシップとして「ベネボレントリーダーシップ」を提言したファーリ・カラカス博士は、コモングッドに関わる学術分野を4種類に分けています。
精神性 の分野
道徳性 の分野
革新性 の分野(組織の革新性、組織のポジティブさとも言います。組織性の問題・課題を革新性として扱う意もあります)
社会性 の分野
学術分野がいくつかまたがるものもあります。
例えば、オーセンティックリーダーシップは、どの説を採用するかにもよりますが、
精神性を高め(瞑想や反省)、倫理道徳性を高めて、人間関係を築くのですが、
4分類では精神性と道徳性、多少革新性にあたることになります。
コモングッド型リーダーシップでは、
リーダーの精神性を高め・深めて、
道徳性を高めます。と同時に、スタッフの精神性や道徳性に関する支援を行います。
さらに自分のチームや自分の関わる組織を動かすことで、固定化・停滞しがちな組織に革新性を吹き込み、自分やチーム・組織が社会性を持つ事業に携わり事業価値を提供することで収益も上げる。
つまり 精神性 → 道徳性 → 革新性 → 社会性 の浸透、もしくは影響を図っていきます。