本棚

組織の活動、コミュニケーション、心理、ファシリテーションなど様々な本をご紹介いたします。


経営

企業生命力

組織が生き物のようだ。

こんなコトを感じる方はいらっしゃいませんか。

企業に所属していると、企業のことを「法人」という人として扱う面があることにも気がつきます。
そして、「ソニーがこう言っていた」「この会社の反応は、、、」ということも良く話題に上がります。
本当は、広報担当の言った言葉や新聞記事だったりします。

企業生命力 著者は、アリー・デ・グース氏です。

グース氏は、ロイヤル・ダッチ・シェル・グループの社員として、グループの未来を決める「シナリオプランニンググループ」の責任者として活躍しました。(本文に続く)

完全なる経営

何のために仕事をしているのだろう

と、時折考えたりすることがあるかもしれません。

働いている自分、家にいる自分、遊んでいる自分。
全て大事な自分です。

自分の「ハタラキ」に対する意味、たまには時間をとって考えた方が実は健康的なような気もします。

完全なる経営  著者は、A.H.マズロー 監訳 金井寿宏さんです。

マズロー、、、聞いたことあるかも、、と思う方もいらっしゃるでしょう。

マズローの欲求階層説(欲求段階説、Maslow’s hierarchy of needs)が有名ですね。(本文に続く)

チーム・組織

サーバントリーダシップ

現場が元気な会社。

活気が良い様子が目に浮かびます。
飲食店であれば、調理場も配膳する人も機敏で気が利く立ち回り。
小売店であれば、お客様の意を汲んだ対応や商品の紹介など。
IT系の開発であれば、創造性に富んだ企画や開発、そしてお客様とも共に創り上げる意識を持ったプロジェクト進行。

現場で働く人たちが、組織の目的に沿って活発に動くには、リーダーはどのような役割を果たせば良いでしょうか。

今日ご紹介するのは、

サーバントリーダーシップ  ロバート・K・グリーンリーフ・著

 監訳は、金井壽宏、訳は、金井真弓です。

リーダーと言えば、ぐいぐい引っ張るといったイメージがあるかもしれません。
しかし、そもそも何のためにリーダーは存在しているのでしょうか。(本文に続く)

利他性の経済学

「情けは人のためならず」という言葉があります。

「国語に関する世論調査」を文化庁が行っています。
2001年1月に行った調査で、以下の設問がありました。

情けは人のためならず
ア  人に情けをかけておくと,巡り巡って結局は自分のためになる
イ  人に情けをかけて助けてやることは,結局はその人のためにならない

アを選んだ人が47.2%、イが48.7%です。
元々の意味は、アです。

我流の憶え方ですが「情けは人のためならず、自分のため」のように、心で言ったりしています。

では、何故人に情けをかけた方が良いかというのは今ひとつはっきりしません。
このことわざでは、自分のためだから人に親切にしなさいと言っているようです。
他人をサポート(援助)するのは、優しさからかもしれません。
巡り巡って自分に返ってくるという点では、因果応報かもしれません。

利他性の経済学 -支援が必然となる時代へ」 

著者は、舘岡康雄さん、日産の人事部門でマネジメント方法の確立と伝承に従事されています。(本文に続く)

修養・歴史

リーダーの易経

中国の孔子、 精神分析家のユング、 ニューサイエンスの古典「タオ自然学」を著したフリッチョフ・カプラ、元ソニーでユニークなチーム理論・経営論を唱えている天外伺朗さん。

この人達の共通点があります。

今どんな状態になっているのか、今からどんな流れになるのか判ればいいのに

思ったこともあるかもしれません。

それが判る方法があると言います。

易経です。

聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

易経は、時と兆しについて書かれた書物です。
中国で3000年以上の歴史があります。

晩年の孔子は、書物(当時は竹簡)を綴った紐が3度切れるくらい読み込んで研究し、親しい弟子にしか伝えなかったそうです。

リーダーの易経 時の変化の道理を学ぶ  竹村 亞希子・著

竹村さんは、愛知県在住の易経研究家です。
20年以上も易経を興味のある方や、経営層の方に講演したり、相談にのっています。

易経というと、何を連想するでしょうか。(本文に続く)

論語

声を出して読む日本語、という本が数年前に非常に有名になりました。
大きな声を出していろいろと読み上げます。「赤城の山も今宵限り、、、」なんてのもありました。
声に出して入っていけるものと入ってゆけないものもあります。

声に出して読む、素読は江戸時代は寺子屋でも行われていました。そして今見直されているようです。

論語  孔子・著 金谷治・訳注

言わずとしれた論語です。

論語を始め、古典の素読の話題をよく見かけるようになった気がします。(本文に続く)