育つ嬉しさ・育てる楽しさ(01)北里大学病院の6年間(1)序

看護職向けファシリテーション北里大学病院様の看護職の皆様の育成に、6年間関わらせていただいております。

それは、ファシリテーションスキルに関する研修から始まって、スタッフ育成のためのコーチングであったり、ワークショップタイプの研修方法であったり、ビジョンの共有であったりしました。

そして、6年の間育成の一部に関わらせて頂く中で、見えてくること、変わってきていることもいろいろとあります。

何より、主任クラスの育成担当の方から「人を育てるのが楽しい」というコメントが出始めていることに、驚きとともに嬉しさを感じています。

当初、問題だと感じていたことも、見違えるような変化を遂げたところもあります。

スキルアップとしてファシリテーションに取り組み始めた看護教育の現場で、自分の成長、スタッフの育成の変わっていく様を、少しばかり綴ってまいります。

反省(05)英語で

反省反省、その第5回です。

反省、英語ではどのように表現するでしょうか。

反省
 reflection

後悔・悔い
 regret

自省
 self-examination

回顧
 review

反省する・振り返る
 reflect

悔いて反省する
 search one’s soul

振り返る
 look back

内省
 introspection

反省することをリフレクションというカタカナで表現することも多くなってきています。
光の反射のことにも通じますね。
日本語との違い、面白いですね。

2016年6月16日 | カテゴリー :

反省(04)君子

反省反省、その第4回です。

東洋で最も古い書物に、「易経」があります。

当たるも八卦、当たらぬも八卦で、棒が六本並んでいる様な


こんな、前掛けをした占い、に関するもの、と言えばピンと来るかもしれません。

この易経、時の移り変わりや状態の変遷を弁じた哲学書でもあります。

その中で、このような一節があります。

君子終日乾乾。夕惕若。厲无咎。

君子、終日けんけんし。夕べに惕若たり。危うけれども咎なし。

君子のように徳の高い人は、一日中一生懸命に働いて、一日が終わる毎に頭を垂れてその日悪かったことを反省する。危ういけど、問題は無い。

徳の高い、高くなるような人は、一日手を抜かず励んで、さらに明日良くなるように反省をしている。
と言っています。

人間ができる、仕事ができる、徳が高くなるためには太古の昔から反省が重要とされています。

2016年6月16日 | カテゴリー :

反省(03)自己観照

反省反省、その第3回です。

前回、「自照」という言葉がありました。

 自分自身を省みて観察する
 自分自身を客観的に冷静に見る

こんな意味です。

さて、経営の神様、松下幸之助は、人を育てるといったことにも非常に力を注いでいました。

特に素直さについては、書籍まで出版しています。

松下幸之助は、反省についてどのように語っているでしょうか。

実は、反省という言葉よりは別の言葉を使っています。

 自己観照

です。

自分自身を外から見るように観察する

という意味で使っています。

何故反省という単語が見えないのかは浅学なため判っていません。
一つの考え方としては、「反省」という単語が非常に否定的な意味を伴って世間に流通していることのように推測できます。
これは、「内観」にも当てはまります。

2016年6月16日 | カテゴリー :

反省(02)様々な反省

反省反省、その第2回です。

反省という言葉、似た言葉があります。
似た言葉もついでに眺めると、少し浮かび上がるモノがあるかもしれません。

広辞苑と角川類語新辞典が大活躍です。

反省

 自分の行いをかえりみること。自分の過去の行為について考察し、批判的な評価を加えること。

自省

 自分の行為や態度を反省すること

内省

 深く自分を省みること

内観

 自分の意識や体験を自ら観察すること

振り返る

 思い出す、過去をかえりみること

省みる

 過去のことを思う、回想する、反省する

省察

 反省して善悪などを知る。自分自身を省みて考えめぐらす

自照

 自分自身を省みて観察する
 自分自身を客観的に冷静に見る

2016年6月16日 | カテゴリー :

反省(01)言葉

反省「反省」に焦点を当ててみましょう。

反省しなさい!  と小学生時代に先生から言われたような、、、、、言われましたね。

でも、他人から反省を強要されても、なかなか反省しないものですね。
今でも、失敗すると、、、「あっ、しまった。」と心でつぶやいてしまいます。
ここで、「次からは良くしよう」と思うか「まぁいいか」もしくは黙殺するかの積み重ねで大きく変わってきます。

さて、

反省とは、広辞苑で

自分の行いをかえりみること。自分の過去の行為について考察し、批判的な評価を加えること。

とあります。

改めて分解してみると、特徴的なのは次のような言葉です。

自分の
 他人ではありませんね。

過去の行為
 未来と言うことではなく、自分が起こした事、行動ですね。

考察 (広辞苑)
 物事を明らかにするためによく調べて考えること。

批判 (広辞苑)
 物事の真偽や善悪を批評し判定すること。
 人物・行為・判断・学説・作品などの価値・能力・正当性・妥当性などを評価すること。
 否定的内容のものをいう場合が多い。

評価 (広辞苑)
 善悪・美醜・優劣などの価値を判じ定めること。特に、高く価値を定めること。

広辞苑の定義だけが真実、、、なのではありませんが、世に広まっている一つの見方です。

さて、ついでに漢字の語源を見てみましょう。常用字解です。


 崖の形と手の形、急な崖に手をかけて登ろうとして体がひっくり返っている状態。背く行為。


 呪術的な強い目の力で見回ること

「背いていないかぁ」「悪い子はどこだぁ」、、、なまはげみたいです。

何かに背いていないかを強力に見ている字義ですね。

2016年6月16日 | カテゴリー :

GROWモデル(05)意志

GROW問題解決の考え方の枠組み、GROWモデルを説明しています。

今回は、Will ウィル 意志 (実行への具体的行動、意志) について。

グローモデル(GROW)、問題などの解決のために、目標を確認し、現実を見据えて、解決策を考えてきました。

残るは、、、、実行です。

本当に実行しますか??

何か行動策を考えても本当に実行するかどうかは、実は分かりません。

GROWモデルの最後のW、ここでは計画と意志を確認しています。

Wには多くの意味をかぶせています。

What, When, Who, Will 
何をするのか、いつするのか、だれがするのか、ほんとうにするのか

計画と意志を明確にすることによって、問題解決を「実行」することで、「実際に問題が解決される」ことを推し進めます。絵に描いた餅とならないようにします。

計画は 5W1H や 6W2H などで具体的にします。

さらには、本当にそれをするのか、の 意志 を確認します。

対策は出したけど、計画も立てたけど、他人事。

そんな人をみかけたことはありませんか。
そんな行動をとったことは無いでしょうか。

私の問題を私が解決する。

私で手が足りなかったら、協力して解決する。

私が「やる」と言うと、解決が始まります。
そのための計画を立てます。
そのために、ゴールと現状を分析します。

みんなの問題で有れば、みんなが「自分でやる」ように意志を持つことが必要です。

GROWモデル(04)選択肢

GROW問題解決の考え方の枠組み、GROWモデルを説明しています。

今回は、Options  オプション  行動案 (選択肢と行動案) について。

ここでは、現実と目標の差 問題 を解決するための

1.選択肢を数多く案出し

2.行動案を決めます

まずは、行動案の選択肢を数多く出すことを行います。

ばかばかしいと思えるような行動案も含めて、「数多く」出すのがポイントとなります。

予算や時間などの制限なども無く、解決に役立ちそうな案を数多く出します。

「制限や否定を外して」考えた行動案が出尽くしたら、そこで初めてそれぞれの行動案の長所・短所を考えます。

長所や短所を考慮し、選択理由を明確にして行動案を選択します。

これで、Optionsのフェーズが終わります。

GROWモデル(03)現実

GROW問題解決の考え方の枠組み、GROWモデルを説明しています。

GRWOモデル (グローモデル)です。

GROW とは

Goal     ゴール    目標
Reality  リアリティ  現実
Options  オプション  行動案 (選択肢と行動案)
Will     ウィル    意志 (実行への具体的行動、意志)

です。

今回は、Reality リアリティ  現実について。

問題解決なども含めて、将来の夢、目標を語るとき、

 こんなこといいな、できたらいいな   と考えます。

そのまま終われば夢想家です。
そして、じゃあ今すぐに行動、が良いかというと、、、、そうではありません。
今の自分を振り返ることが重要です。

現実を探る視点としては、今の自分・自組織の

 能力  できること
 資源  できる環境  経験、時間、人脈、情報、お金、道具 など

が現実となります。
そして、以下も現実を捉える大切な視点です。

 感覚  感じていること
 感情  わき起こる思い
 態度  取り組み方

いくら能力や資源があっても、現状として何か軽んじている取り組みや態度があるのであれば、これが現実の重要な要素となります。

GROWモデル(02)ゴール

GROWコーチングで非常によく使われる考え方の枠組み、GROWモデルを説明しています。

GRWOモデル (グローモデル)です。

GROW とは

Goal     ゴール    目標
Reality  リアリティ  現実
Options  オプション  行動案 (選択肢と行動案)
Will     ウィル    意志 (実行への具体的行動、意志)

です。

今回は、Goal ゴール 目標について。

問題解決やコーチング(を意識した流れで話)をしている際、

種々、困り事のような導入的な話があった後、

最初、1番目の話題としては、「目標」に関する話をするのが良いでしょう。

その際は、次のような点に気をつけると「良い」目標となります。

最終目標  最終的にどのようになりたいのか
達成目標  当面どのようになりたいのか、当面何を達成したいか

もしも、これが研修の受講に対するゴールだとすると

最終目標
 研修などなどを受けて、最終的に職場でどのようになりたいか、職場がどうなるのが理想か

達成目標
 研修を受講して、受講後にどうなっていたいのか

といった目標の建て方となります。

さらに、ウィットモアによると、良い目標は次を満たさなければならないと示しています。

具体的     Specific
計測可能    Measurable
合意した    Agreed
現実的     Realistic
段階設定された Time phased

ここまでは、頭文字を取って SMART と呼んでいます。

肯定表現    Positively stated
理解された   Understood
関連性ある   Relevant
倫理的な    Ethical

ここまでで、頭文字を取って PURE と呼んでいます。

さらに、

挑戦的な    Challenging
合法的な    Legal
環境に配慮した Environmentally sound
適切な     Appropriate
記録された   Recorded

これを、CLEAR と呼んでいます。

こういった事項を満たした目標が良い目標となります